小さな建設会社は銀行を何行持つべきか
「今の1行だけで特に困っていない」という理由で、長年同じ銀行としか取引していない工事店は少なくありません。ただ、資金繰りが厳しくなったときに初めて、選択肢の少なさに気づくケースがあります。
この記事の要点
・1行だけの取引だと、その銀行の方針変更の影響をそのまま受けてしまいます
・小規模な工事店であれば、メイン1行+サブ1〜2行くらいが現実的な目安です
・普段から少額でも取引実績を作っておくことが、いざという時の交渉材料になります
「今の1行だけで特に困っていない」
この理由で、長年同じ銀行としか取引していない工事店は少なくありません。
ただ、資金繰りが厳しくなったときに初めて、選択肢の少なさに気づくケースがあります。
普段の資金繰りに困っていないと、銀行との付き合いを見直す機会はなかなかありません。
1行だけの取引が抱えるリスク
取引銀行が1行だけだと、その銀行の融資方針が変わったとき、あるいは担当者が変わって評価が下がったときに、他に相談できる先がないという状況に陥ります。
業績が良いときには気づきにくいリスクですが、資金繰りが厳しくなったタイミングで初めて表面化します。
何行くらいが現実的か
・メインバンクを1行決め、普段の入出金や給与振込の中心にする
・サブバンクを1〜2行持ち、少額でも取引実績を作っておく
・地域の信用金庫・信用組合も選択肢に含めて検討する
行数を増やせばいいというものでもなく、管理の手間も増えます。
小規模な工事店であれば、メイン1行+サブ1〜2行程度が現実的な目安です。
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同じ規模の経営者がどう付き合っているか、参考になります。
① 融資を受けていなくても、決算書を見せに行く
借り入れの予定がなくても、決算後に決算書を持って挨拶に行くだけで、いざという時に「顔が見える取引先」として扱われやすくなります。
② 小口の取引から実績を作る
いきなり大きな融資を相談するのではなく、小口の運転資金などから取引実績を積んでおくと、必要なときの審査がスムーズになります。
まとめ
普段は意識しない銀行付き合いですが、複数の選択肢を持っておくこと自体が、資金繰りの安全網になります。
