建設業専門リアルコミュニティ「現場交差点」が運営する記事メディア 無料ルームの参加方法 →
無料ルームに参加
トップ人手不足・採用求人を出す前に、自社の「入ってからの1週間」を書き出す
人手不足・採用 2026.08.20 公開

求人を出す前に、自社の「入ってからの1週間」を書き出す

求人の反応は悪くないのに、なぜかすぐ辞めてしまう。そんな悩みを抱える経営者は少なくありません。原因を求人媒体や条件面に求める前に、一度立ち止まって確認してほしいことがあります。「入社した人が、最初の1週間で何を経験するか」です。

この記事の要点

・離職のタイミングを見ると、入社1〜2週間以内が目立つ会社が少なくありません

・原因は募集条件より、入社直後の体験にあることが多い

・書き出すことで抜けている部分が具体的に見えてきます

面接では手応えを感じ、いざ働き始めてもらったのに、1週間もしないうちに連絡が取れなくなる。採用担当者にとって、これほど気持ちが折れる出来事はありません。求人票を何度も見直し、条件を上げてみても、同じことが繰り返されるなら、見るべき場所が違うのかもしれません。

なぜ「入ってすぐ」に辞めてしまうのか

建設業の採用でよく起きているのは、「求人には反応があるのに、なぜか定着しない」という悩みです。離職のタイミングを見てみると、入社1〜2週間以内に辞めているケースが目立つことが少なくありません。条件を見て応募してきた人が、条件とは別の理由で早期に辞めているということです。

書き出してみると見えてくること

具体的には、新しく入った人が最初の1週間で通る流れを、時系列で書き出してみます。

・初日、誰が何を説明するか(会社の全体像・現場のルール・安全教育)

・道具・作業着・保険関係の手続きは、誰がいつまでに準備するか

・最初に配置される現場は、本人の経験・体力に見合っているか

・分からないことがあったとき、誰に何で聞けばいいかが伝わっているか

・1週間の終わりに、誰かが本人の様子を確認するタイミングがあるか

これを書き出してみると、「初日に何をするかは決まっているが、2日目以降は現場任せ」「道具の準備が本人まかせになっている」といった、抜けている部分が見えてきます。本人からすれば、右も左も分からない環境に放り込まれた不安が、想像以上に大きいものです。

採用・定着の悩み、同じ規模の会社と話してみませんか

現場交差点の無料ルームで、同じ立場の工事店と情報交換できます。

無料ルームを見る →

不安を減らすためにできること

① 初日だけでなく2〜3日目の予定も決めておく

初日の説明だけ手厚くして、翌日からは現場任せというケースが多く見られます。少なくとも最初の3日間、誰と何をするかを決めておくだけで、本人の不安は大きく減ります。

② 『聞いていいタイミング』を先に伝えておく

分からないことがあっても、忙しそうな先輩に声をかけていいのか迷う新人は多いです。休憩中や朝礼後など、質問していい時間帯を先に伝えておくだけで、聞きやすさが変わります。

新しい職場に入った人にとって、不安が一番大きいのは最初の数日です。分からないことをその都度確認できる環境か、放置されている感覚があるかで、続けるかどうかの判断が大きく変わります。求人原稿の条件面をどれだけ磨いても、入ってからの数日が整っていなければ、同じ入れ替わりが続くことになります。正解の型をそのまま真似る必要はありません。まずは一度、「うちの場合はどうなっているか」を書き出してみることから始めてみてください。

現場交差点(無料ルーム)

こういう困りごと、現場交差点の無料ルームで相談できます

運営しているのは今も現役の建設事業者です。参加は無料。名刺やQRカードと同じ入口です。

現場交差点 オープンチャット参加QRコード スマホで読み取って参加
この記事をシェア
X LINE リンクをコピー

関連記事

記事一覧 →
人手不足・採用

「職人が採れない」の前に、自社の求人票を読み返す

仕事・協力会社

応援業者が見つからない時、まず見直すべき発注導線

経営・お金

見積りの「一式」をやめると、値引き交渉の話が変わる