施工管理アプリ、乗り換える前に確認しておきたいこと
鳴り物入りで施工管理アプリを導入したのに、気づけば誰も使っておらず、結局紙の帳票に戻っていた。そんな経験をした経営者は少なくないはずです。高い費用をかけて導入しただけに、この徒労感は相当なものです。
この記事の要点
・現場に定着しないアプリの多くは、入力の手間が現場の負担に見合っていません
・導入前に、現場のITリテラシーや年齢層を踏まえた選定が必要です
・いきなり全現場に展開せず、一部の現場で試験導入する方が失敗が少なくなります
「これを使えば効率化できます」という営業トークに背中を押されてアプリを契約したものの、数ヶ月後には誰も開かなくなっていた。決して珍しい話ではありません。原因の多くは、アプリそのものの良し悪しより、導入の仕方にあります。
なぜ現場に定着しないのか
施工管理アプリが定着しない最大の理由は、入力の手間が現場の負担に見合っていないことです。紙に手書きすれば1分で済むことに、アプリでは操作に迷いながら5分かかる。これでは、現場の職人がわざわざ使いたいと思うはずがありません。
現場で実際に起きていること
・スマホの操作に慣れていない職人が、入力自体にストレスを感じてしまう
・現場によって通信環境が悪く、写真のアップロードだけで時間を取られる
・紙とアプリの二重管理になり、かえって手間が増えている
これらは「アプリが悪い」というより、「自社の現場の実態に合わないまま導入してしまった」ことが根っこにあります。
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実際に使っている会社の生の感想を聞けることもあります。
導入前に確認したいこと
① 入力項目を必要最小限に絞れるか
多機能なアプリほど、最初から全部の機能を使おうとして現場が混乱します。まずは「写真管理だけ」「日報だけ」など、1つの機能に絞って始められるかを確認してください。
② 一部の現場・一部の職人でまず試せるか
全社一斉導入はリスクが高いやり方です。比較的ITに慣れている現場や職人に絞って試験的に使ってもらい、うまくいった部分だけを広げていく方が、失敗したときの被害も小さく済みます。
解約のしやすさも事前に確認しておく
契約期間の縛りや、途中解約時の違約金の有無は、意外と見落とされがちなポイントです。試験導入のつもりが、思うように定着しなかった場合にすぐ引き返せるかどうかは、契約前に必ず確認しておきたい項目です。無料トライアル期間があるサービスなら、まずはそこから始めるのが安全です。
便利そうというだけで選ぶと、高い確率で使われなくなります。自社の現場の年齢層・通信環境・普段の仕事の進め方に照らして、無理なく続けられるかを一番の判断基準にしてください。
