応援業者への注文書、口頭発注をやめるための最低限の書式
応援業者への発注が電話一本で完結している会社は少なくありません。急ぎの現場ではやむを得ない場面もありますが、口頭だけの発注は、後の金額や範囲の認識違いにつながりやすいものです。
この記事の要点
・注文書は難しく作り込む必要はなく、最低限の項目を埋めれば足ります
・作業内容・工期・金額(概算でも)・支払条件の4つが基本です
・毎回作るのが大変なら、簡易フォーマットを1つ用意しておくだけでも違います
「言った通りにやってもらえなかった」「そんな金額は聞いていない」。電話一本で頼んだ発注ほど、後になってこうした食い違いが起きやすいものです。急いでいたから仕方なかった、と自分に言い聞かせても、モヤモヤは残ります。
最低限、書いておきたい4項目
・作業内容:どの工程の、どの範囲までを依頼するのか
・工期:着工日と、完了予定日の目安
・金額:確定額が出せない場合でも、概算の目安を伝える
・支払条件:支払月・支払方法(現金・振込・手形など)
これらを書面(メールやチャットのメッセージでも構いません)に残しておくだけで、後から見返せる記録になります。立派な注文書フォーマットを作る必要はなく、この4項目が埋まっていれば、口頭発注に比べて格段にトラブルを防げます。
注文書の書式、他社のやり方を見てみませんか
現場交差点の無料ルームで、実際に使っているフォーマットの話が出ることもあります。
急ぎの発注ほど、記録を残す習慣を
急ぎの現場では「とにかく来てもらう」ことが優先され、書面のやり取りは後回しになりがちです。ただ、急ぎだからこそ、後で「言った・言わない」になったときの被害が大きくなります。電話で発注した直後に、内容を一言メッセージで送っておくだけでも、記録としての効果は十分にあります。
テンプレートは一度作れば使い回せる
毎回ゼロから文面を考える必要はありません。4項目を埋める形式のメッセージを一度作っておけば、急な発注のときもコピーして数字を変えるだけで済みます。手間をかけるのは最初の1回だけです。
書面を残すことは、信頼を疑うことではない
「毎回書面にするなんて、水くさいのでは」と感じる方もいるかもしれません。ただ、書面を残す習慣は、相手を疑うためのものではなく、双方の記憶違いを防ぐための保険です。長年の付き合いがある相手にこそ、この一手間を続けることで、良い関係を長く保てます。
メッセージを送る前に、電話で伝えた内容を一度復唱してもらうと、聞き間違いにも気づきやすくなります。ほんの一言「確認ですが」と添えるだけで、双方の認識のズレを防げます。
口頭発注が悪いわけではありません。ただ、その直後に一言記録を残す習慣があるかどうかで、後々の安心感がまったく違ってきます。今日の1件から、試しに4項目を書き添えてみてください。
