一度きりの応援で終わらせない、頼まれる工事店の共通点
応援業者に一度来てもらって終わり、という関係になっていないでしょうか。急な人手不足で助けてもらったときは心から感謝したはずなのに、次にお願いしようとした瞬間だけ、なぜか返事が遅くなる。心当たりがあるなら、そこには技術力とは別の理由があります。
この記事の要点
・支払いの期日を守ることは当たり前のようで、次に声をかけやすいかどうかを大きく左右します
・現場での指示が曖昧だと、応援側は都度確認に追われ、余計な負担を感じます
・「ありがとう」の一言と次の見通しの共有だけで、関係は驚くほど続きやすくなります
人手が急に足りなくなったとき、応援業者に無理を言って来てもらった経験は誰にでもあると思います。頭を下げて頼み、当日は現場で世話を焼き、終わったらほっと胸をなでおろす。ところが、次にまた頼ろうとしたときに限って、なぜか返事が鈍い。心当たりがある方は少なくないはずです。
何が『次も頼める』を分けているのか
応援業者との関係が一度きりで終わる工事店と、何年も同じ相手に頼み続けられる工事店があります。差がつくのは技術力の高さではなく、依頼したあとの対応です。応援業者からすれば、腕のいい会社はいくらでもあります。その中で「また行きたい」と思ってもらえるかどうかは、現場を離れたあとのやり取りで決まっています。
現場で実際に起きていること
・支払いが「今月は少し待ってほしい」と後ろ倒しになる。応援業者からすれば、次の現場に入るための資金繰りが狂うため、単純に困る
・現場に着いてから初めて作業内容を詳しく説明される。応援業者は毎回違う現場に手探りで入るため、事前の情報が少ないほど不安と負担が増える
・作業が終わった後、特に労いの言葉もなく次の話も出ないまま終わる。悪気はなくても、応援業者側には「また来てほしいと思われているのか」が伝わらない
こうしたことは、頼む側に悪意があって起きるわけではありません。目の前の現場を回すことで手一杯になり、応援業者との関係にまで気が回らないというのが実情に近いはずです。ただ、応援業者からすると、これらの積み重ねが「また声をかけていい相手かどうか」の判断材料になっています。
応援業者との関係の作り方、無料ルームで相談できます
依頼後のフォローの仕方も、同じ立場の工事店に聞くのが早いです。
次も頼まれる工事店がしていること
① 支払いは約束通りに、難しいときは早めに伝える
資金繰りの都合でどうしても遅れることもありますが、その場合は事前に一言伝えるだけで印象は大きく変わります。何も言わず期日を過ぎるのが、最も信頼を失いやすいパターンです。
② 現場に着く前に、最低限の情報を渡しておく
作業内容・集合時間・持参する道具・現場での注意点を、事前にメッセージ一本で送っておくだけで、応援業者側の負担は大きく減ります。初めて入る現場でも迷わない、という状態を作ることが目的です。
③ 終わったら一言、次の見通しも添える
「今回は助かりました、また◯月頃にお願いするかもしれません」。この一言があるだけで、応援業者はスケジュールを空けておこうと考えられます。逆に何も言われないと、次に呼ばれるかどうか分からない相手として扱われていると感じても不思議ではありません。
応援業者を「困ったときだけ頼る相手」ではなく、「継続的に付き合う相手」として扱うこと。特別なことをする必要はなく、支払い・情報共有・一言の労いという、当たり前のことを当たり前に続けるだけです。次に頼みたい現場ができたとき、気持ちよく「はい、行きます」と言ってもらえるかどうかは、実はここにかかっています。
