複数の応援業者を掛け持ちする現場で、スケジュールが崩れる理由
複数の応援業者に同時並行で入ってもらう現場では、スケジュール調整がうまくいかず、手待ちや工程の遅れが起きやすくなります。原因の多くは、それぞれの予定を個別に管理していることにあります。
この記事の要点
・各社の予定を別々に把握していると、全体の工程との齟齬に気づきにくくなります
・1つの工程表に、全ての応援業者の予定をまとめて可視化することが対策になります
・変更が出た際に、関係者全員へ同時に共有する仕組みが必要です
A社との調整はうまくいっていたはずなのに、いざ現場に入ってみるとB社の作業とかち合っていた。誰も悪くないのに現場は混乱し、頭を下げて回るのは結局自分。そんな経験をした現場責任者は少なくないはずです。
個別管理が招くズレ
複数の応援業者に同時に入ってもらう現場では、それぞれとのやり取りを個別の電話やメッセージで行っていると、全体としてどこにズレが生じているかが見えにくくなります。各応援業者との連絡を別々のやり取りで完結させていると、変更が生じたときに「誰に伝えたか」「誰にまだ伝えていないか」があいまいになります。一社への連絡だけで満足してしまい、他社への共有が漏れることが、手待ちや工程遅れの典型的な原因です。
1つの工程表にまとめる
・各社の予定を、1つの工程表(紙・スプレッドシート・グループチャットのどれでも)に集約する
・変更が出た際は、関係する全社に同じタイミングで共有する
・誰が何日に何をするかを、現場に掲示するなどして関係者全員が見られる状態にする
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一元化の効果は業者が増えるほど大きくなる
特別なツールを導入しなくても、1つの共有できる工程表にまとめるだけで、個別管理によるズレはかなり減らせます。応援業者が2社なら何とかなっていた管理も、3社、4社と増えるほど、個別管理では限界が来ます。
共有する情報は最小限でいい
複雑な工程表を作る必要はありません。日付・現場名・担当会社・作業内容の4項目が並んでいれば十分機能します。凝ったフォーマットを目指すより、まずは全員が同じ表を見ている状態を作ることを優先してください。
工程表を作っても、更新する人が曖昧だと結局古い情報のまま放置されがちです。現場代理人や事務担当など、更新の責任者を1人決めておくだけで、情報が最新の状態に保たれやすくなります。
誰も悪くないのに現場が混乱するのは、一番やるせないパターンです。1つの工程表にまとめるという小さな一手間が、その混乱を未然に防いでくれます。
