建設業専門リアルコミュニティ「現場交差点」が運営する記事メディア 無料ルームの参加方法 →
無料ルームに参加
トップ現場のリアル若手とベテランのすれ違いは、言葉の定義がずれているだけかもしれません
現場のリアル 2026.04.10 公開

若手とベテランのすれ違いは、言葉の定義がずれているだけかもしれません

「最近の若い子は言われたことしかやらない」「ちゃんと教えてもらっていない」。どちらの言い分にも理由がありますが、根っこをたどると、言葉の定義がずれているだけということがよくあります。

この記事の要点

・「ちゃんとやる」「いい感じに」といった曖昧な指示は、受け取る側の経験によって解釈が変わります

・経験の浅い人ほど、具体的な基準がないと判断できません

・指示を出す側が、言葉を具体的にするだけで多くのすれ違いは減らせます

ベテランからすれば、なぜこんな簡単なことが伝わらないのかと苛立ち、若手からすれば、何を求められているのか分からず萎縮する。どちらも悪気はないのに、現場の空気だけがどんどん重くなっていく。心当たりのある方は多いはずです。

曖昧な指示が生むすれ違い

現場での指示は、長年一緒にやってきたメンバー同士なら、「ちゃんとやっておいて」「いつもの感じで」だけで通じます。しかし、経験の浅い若手にとって、この「ちゃんと」「いつもの感じ」が具体的に何を指すのかは分かりません。悪気なく従わなかったわけではなく、単に基準が伝わっていないだけということがよくあります。ベテラン側からすると「当たり前のことを言われないとできないのか」と感じ、若手側からすると「具体的に何をすればいいのか分からなかった」と感じる。どちらの感覚も、それぞれの立場からすれば自然なものです。

具体的にするだけで変わること

・「ちゃんと養生して」→「この範囲を、このシートで、ここまでの高さで養生して」

・「いい感じに片付けて」→「工具はこの箱に、端材はこの場所にまとめて」

・「気をつけて運んで」→「この角を通るときは、いったん止めて確認してから進んで」

現場のコミュニケーション、他社の工夫を聞いてみませんか

現場交差点の無料ルームで、伝え方の工夫を共有しています。

無料ルームを見る →

手間は最初だけ

具体的にする手間は、最初は面倒に感じるかもしれません。ただ、曖昧な指示を繰り返して何度もやり直しをさせるより、最初に基準を言葉にしておく方が、結果的に教える側の負担も減ります。

若手側からも聞き返せる空気を作る

指示を具体的にする努力と同時に、若手側が「これで合っていますか」と確認しやすい空気を作ることも大切です。聞き返すと怒られると感じていると、分からないまま作業を進めてしまい、結局やり直しになります。聞くことを歓迎する姿勢を、ベテラン側から示しておく必要があります。

一度具体的に言い換えた表現は、その場限りにせず、現場の中で共有の言い回しとして定着させていくと効果的です。同じ表現を繰り返し使うことで、次第に基準が現場全体に浸透していきます。

問題は指示の受け止め方の違いではなく、指示そのものが具体性を欠いていることにあります。相手を責める前に、伝え方を一段具体的にしてみると、すれ違いの多くは解けていきます。

現場交差点(無料ルーム)

こういう困りごと、現場交差点の無料ルームで相談できます

運営しているのは今も現役の建設事業者です。参加は無料。名刺やQRカードと同じ入口です。

現場交差点 オープンチャット参加QRコード スマホで読み取って参加
この記事をシェア
X LINE リンクをコピー

関連記事

記事一覧 →
現場のリアル

「言った・言わない」が現場から消えない理由

現場のリアル

「とりあえず現場行けば分かる」が通じなくなってきた理由

現場のリアル

「声出し確認」が形だけになっていないか