施工管理アプリを入れても現場が使わない理由。
機能より先に見るべきこと
施工管理アプリを導入しても、数ヶ月後には誰も開かなくなっていた。そんな話は珍しくありません。StoneMileが自社の出面管理アプリを作る過程でも、最初に直面したのはこの「使われない」という壁でした。
この記事の要点
・最初にAIが作った画面は機能としては正しくても、毎日使うには一手間多い設計でした
・入力の手間は、1回の違いではなく、毎日・毎月の積み重ねで大きな差になります
・選択式にする、画面移動を減らすといった小さな調整が、定着を左右します
最初に作った画面は、間違っていたわけではなかった
最初にAIが作った出面入力画面は、日付を選んでから中身を入力する、という一般的な流れでした。機能としては問題なく動きます。
ただ、実際に使うことを想像すると、少し面倒に感じる作りでした。
一回の面倒ではなく、毎日の面倒として見る
一回だけ操作するなら、大した違いではありません。しかし、職人が毎日使い、それを毎月繰り返すとなれば、一つの画面移動でも積み重なります。
現場のシステムを評価するときは、「初回で分かりやすいか」だけでなく、「毎日使って苦にならないか」で見る必要があります。
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選択式にする、その場で入力できるようにする
StoneMileの出面アプリでは、日付を横にスクロールしながら、その場で入力できる形に変更しました。「1日」「半日」「休み」「前回と同じ」といった操作で完結し、保存後はそのまま翌日の入力に進めます。
元請けや現場名も、毎回文字を打ち込むのではなく選択式にしました。大きな機能追加ではありませんが、こうした小さな調整が、現場での定着を左右します。
要件書だけでは見えない不便がある
これらの不便は、要件を書き出している段階では見えていませんでした。実際に自分で操作して初めて気づいたものです。
施工管理アプリを選ぶとき、機能一覧やデモ画面だけで判断するのではなく、実際に日常業務のペースで何度も操作してみることが重要です。
機能より先に見るべきこと
現場が使わなくなるアプリの多くは、機能が足りないのではなく、毎日の操作に一手間多いことが原因です。
導入を検討するときは、「何ができるか」より先に、「現場の一日の流れの中で、何度、何分、操作することになるか」を確認することをおすすめします。
